2018/07/25 ニュース
負極材や産業用電池が貢献も先行投資などで減益 日立化成

 日立化成が7月23日に発表した平成31年3月期第1四半期連結決算によると、同期の業績は売上高1689億3200万円(前年同期比11.1%増)、営業利益98億5400万円(27.7%減)、税引前四半期利益113億7300万円(26.6%減)、当期利益81億7800万円(26.9%減)の増収減益となった。このうち、機能材料セグメントで、リチウムイオン電池用カーボン負極材が環境対応自動車向けに売上高が増加。先端部品・システムセグメントでも、前第2四半期にタイのThai Storage Battery Public Company Limitedを連結子会社化したため、車両用電池が前年同期を上回ったまた産業用電池・システムも、海外向けの無停電電源装置用電池の売上高が増加した。しかし、全社的な先行投資など固定費の増加、品種構成の悪化などで減益に終わった。通期は売上高7100億円(6.1%増)、営業利益590億円(27.7%増)、税引前当期利益620億円(26.7%増)、当期利益460億円(26.6%増)と増収増益を見通している。