多摩川ホールディングスは7月23日、リコーリース(東京都江東区)から小型風力発電所4基を取得すると発表した。同社の連結子会社、合同会社GPエナジーCが15年間の割賦契約で1億6718万円 (4179万円×4基、税込価格)で取得する。設備の単機出力は19.8kWで、 青森県内で10月下旬~平成31年3月の期間に順次連系していく予定。売電価格は55円/kWh という。同社は東北・北海道地方で小型風力発電事業を行うため、50か所の権利を取得している。今回取得する4基は、この50か所に含まれる3基とそれ以前に取得していた1基。
また、同社はこれと平行して開発中の大規模太陽光発電設備「南島原メガソーラー発電所」(長崎県南島原市)の権利を第三者に譲渡すると発表した。同設備は先行して開発した49kW分が稼動中で、最終的には約1MWに拡張する予定だった。しかし同社は、拡張部分の電力系統工事に時間がかかったこと、拡張部分の売電期間が約15年となることなど、費用面などでメリットが薄れたと判断した模様。当初の計画を変更し、発電所の権利を売却することを決めた。