福岡県などは7月18日、「福岡県太陽光発電(PV)保守・リサイクル推進協議会」を設立した。廃太陽光パネルのリサイクル団体を設立するのは、国に先行した動きで今後の施策などが注目される。事務局は県リサイクル総合研究事業化センター(北九州市)が務め、パネルメンテナンス業者、廃棄物の収集運搬事業者、県などで構成する。協議会は、今後廃パネル発生量が増大すると見越し、▽発電事業者への義務化された点検・保守の周知啓発、▽実証試験による廃PVパネルの回収スキームの検証、▽廃パネルのリユース・リデュース・リサイクルの推進--などのため、官民が連携して協働するため設立された。18日には、設立を記念した講演会が福岡県中小企業振興センター(福岡市)で開催された。当日は、佐川達郎・環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室室長補佐の「使用済み太陽光発電設備のリユース・リサイクル・適正処分を巡る動向」、植田譲・東京理科大学准教授の「気象データを活用したPVシステムの健全性確認支援ツールSTEP-PV Ver.2について」と題した記念講演がそれぞれ行われた。
2018/07/19 ニュース
福岡県、国に先駆け太陽光発電保守・リサイクル推進協議会を設立
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