2018/07/17 ニュース
JR東日本、自社水力設備で取水量超過の操作ミス

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は7月12日、9日の15時ごろ自社の信濃川発電所(新潟県小千谷市ほか)で、ゲートの操作ミスがあったと発表した。この操作ミスで最大0.5立法m/秒、106秒間にわたり取水量の超過があった。同社は当日、10日に実施する千手発電所(新潟県十日町市)の保守作業で、取水ルートを浅河原調整池に貯水するルートから発電機に送水するルートに切り替えていた。ところが、宮中取水口のゲートと浅河原調整池のゲートの操作で従業員が取水量の変動を間違え、取水量超過を防止するアラームが動作した。同社は直ちに取水量を減らそうとしたものの、一時的に取水量が超過してしまったという。同社は、取水ルートの切り替え操作で取水量が変動するため、超過しないよう予め取水量を減らすべきところを、減水量が充分でなくアラームが動作したとしている。今回の操作ミスを受け、同社は、▽社内で定める手順書で明確に減水を指示、▽ゲート操作のシステム化を推進、▽取水量の超過が生じる恐れのあるゲート操作で、手順書を再確認する--などの再発防止策を発表した。