2018/06/25 ニュース
福島県、Jヴィレッジへの再エネ設備設置業者を公募

 福島県は6月22日、「Jヴィレッジ再生可能エネルギー設備設置工事」を告示した。公募型プロポーザル方式で各事業者から事業提案を集め、最優秀提案を提示した事業者に発注する。提案上限価格は1億9676万円で、県では屋根設置型も含む太陽光発電設備や、小型風力発電設備などの設置を想定している。 太陽光発電設備は▽雨天練習場屋上(容量198kW以上)、▽入口駐車場屋根(59.4kW以上)、▽旧テニスコート(39.6kW以上)--の3か所に設置する。小型風力発電設備は出力10kW以上20kW未満のものを1基導入し、このほか自立型街路灯も設置する。参加資格表明書の提出は7月2日までで、8月中旬には技術提案者が選定される見通し。Jヴィレッジ(双葉郡)は、もともとサッカー用のトレーニングセンターだったが、東日本大震災罹災のため業務を停止していた。県では、7月に一部業務を再開、平成31年4月には全面再開するため復興・再整備事業を進めている。今回の公募は、Jヴィレッジに地産地消型の再生可能エネルギー発電設備と、一般来訪者にも分かりやすい発電システム、サイネージなどを組み合わせて導入する。このことで、環境負荷の低減や防災能力の向上を実現していることを来場者にアピールするねらいがある。ただし、発電設備は稼動後17年目の撤去を想定しているため、撤去費用を最小限に抑える提案が求められるという。参加表明・問い合わせは県企画調整部エネルギー課(〒960-8670福島市杉妻町2-16、TEL:024-521-8417、E-mail energy@pref.fukushima.lg.jp)で受け付けている。