三菱商事は6月21日、英国の完全子会社ダイアモンド・トランスミッション・コーポレーション(DTC)を通じ、英国で海底送電事業の優先交渉権(一番札)を獲得したと発表した。同事業は、英国東部の沖合約27kmの洋上に位置するレースバンク洋上風力発電所(発電容量57.3万kW)と、ワルポール変電所(ナショナル・グリッドが保有)を結ぶ海底・陸上送電線、それに付帯する洋上・陸上変電設備を一体的に運営するもの。資産規模は邦貨換算で約751億円と、英国では過去最大級という。同社は今後、英当局や洋上風力発電所の所有者などと調整・交渉し、今年度中に同資産の運営権を取得する。その後、同事業のパートナーと共に20年間送電事業を行う予定。今回の運営権取得を加えると、DTCが英国で参画する送電事業はこれで6件目。欧州全体では計10件に上り、総送電距離約960km、総送電容量約500万kWの海底送電事業を運営することになる。
2018/06/22 ニュース
三菱商事、英国での洋上風力送電事業で一番札
2018/06/22
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