東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)は6月15日、中華民国(台湾)の国立成功大学(台南市)と、スマートコミュニティ開発のコンセプト検討と実証事業を行う連携協定を締結したと発表した。同事業は、台湾政府が台南市サルン地区で計画するもので、国立成功大学から東京電力PGに協力依頼があり、両者で協議していた。両者は今年以降、第1期計画の「サルン・グリーンエネルギー・サイエンスシティ」開発で、コミュニティ・エネルギーマネジメントシステム(CEMS)を共同開発する。このCEMSで、分散設置される再生可能エネルギーを統合・制御するバーチャルパワープラントと、再生可能エネルギーの出力変動に対応するなどのデマンド・レスポンスに関する実証事業を行う。また、各種エネルギーデータを活用した、住民向けサービスに関する実証事業も同時に行う。並行して、第2期計画として予定される「サルン・スマート・循環・エコロジー都市」のコンセプトも検討していく。同社は、これまで送配電事業で培った設備計画・構築、運用ノウハウなどを活かし、今後他国・他地域への展開も視野にエネルギー管理や住民生活の向上に資するサービスを開発するとしている。
2018/06/18 ニュース
東電グループ、中華民国でスマートコミュニティ事業
2018/06/18
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2018/06/14
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