シャープが4月26日に発表した2018年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高1兆5770億3900万円(前期比10.8%増)、営業利益955億7500万円(8.6%減)、経常利益1318億6600万円(4.3%増)、当期利益817億8900万円(21.2%減)の最終減益となった。主要6部門中、ソーラーエネルギー事業を含む生活・環境部門の売上高は1122億1200万円(24.8%減)、セグメント利益は550億1000万円の損失と大幅に業績が悪化した。この悪化は、パネル製造用のポリシリコン原材料で、長期購入契約の引当損失を計上したことなどが原因としている。同期は、ソーラーエネルギー事業で収益性が低下し、原材料の正味実現可能価額が契約上の購入価格を下回ったため、低価法でその差額を引き当てた。契約上の未購入残高に、購入済みの原材料在庫に引当を実施した結果、損失になったという。今期は全社で売上高1兆6500万円(4.6%増)、営業利益1540億円(61.1%増)、経常利益1900億円(44.1%増)、当期利益134億円(63.8%増)と一転して増収増益を見込む。
2018/04/27 ニュース
ポリシリコン材料購入の引当金で部門損失を計上 シャープ
2018/04/27
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