2018/04/02 ニュース
沖電グループ、トンガに可倒式風力発電設備を納入

 沖縄電力は3月30日、グループ会社のプログレッシブエナジー(沖縄県中城村)がトンガ王国向けの可倒式風力発電設備を受注したと発表した。この案件は、日本政府のトンガ向け無償資金協力案件「風力発電システム整備計画」で、 27日に国際協力機構から契約認証を取得した。納入する設備は出力275kWのものが5基で、今年7月に着工。平成31年4月の竣工を予定している。同社は現地での運転操作やメンテナンスも受注し、貿易商社の西澤(大阪市)を窓口に納入する。納入する風車は、仏ベルニエ製の風車をベースにタワーや基礎などをプログレッシブエナジーが設計・製造する。この風車は可倒式のため、風車を台風接近時などに90度近く倒すことができ、建設や傾倒に大型クレーンが必要ないなどの特長を持つ。