2018/03/19 ニュース
JFEE、ごみ焼却発電設備などを監視する統合監視組織を発足

 JFEエンジニアリングは3月16日、各種プラントの統合監視センター「グローバルリモートセンター(略称GRC)」を開設し運用を始めたと発表した。GRCは、過去に同社が納入したごみ焼却発電設備など、これまで社内で分散していた各種プラントの遠隔監視サービスを集約して実施する組織。GRCでは、トラブル対策などにAIとビッグデータを活用する。これでプラントの運転障害の防止や、迅速な正常化対応などのサービスを顧客に提供する。GRCの熟練オペレーターやAIが各プラントに遠隔監視・操業支援を行うことで、安定運転と運転コスト削減につなげられるという。同社はフィリピン法人のJFEテクノマニラにもGRCの分室を設置し、GRCと連携して海外でもプラントの障害復旧などをサポートする。また、電力小売業の完全子会社アーバンエナジー(横浜市)とも連携し、各発電プラントでの発電計画や実績をオンライン化してタイムリーな電力の需給調整を行う。同社は、監視・運転支援するプラントは順次その種類を拡大していく予定としている。