2018/03/02 ニュース
東電F&P・中電、既存火力設備をJERAに来春統合で合意

 東京電力フュエル&パワー(東電F&P)と中部電力(中電)は2月27日、既存火力発電事業などをJERAに統合・移管することで合意したと発表した。両社はかねてから、両社の資産や負債の査定・価値評価を行っていたが、このほど精査が終了し、統合スケジュールなどで合意した。両社は昨年6月8日に合弁契約書を締結しており、今年5月にJERAとの吸収分割契約を締結する。6月には両社とJERAの株主総会で吸収分割契約が承認される見通し。2019年4月には、既存火力発電設備や燃料受け入れ基地などをJERAに統合する。統合する東電EP側の資産は1兆2578億円、中電側は1兆1890億円に上り、負債額は東電F&P側が1兆2578億円、中電側は1兆1890億円に上り、負債額は東電F&P側が1兆97億円、中電側が6152億円(いずれも帳簿価額)となっている。統合する発電設備は、東電F&P側が15か所(総発電容量4296万kW)、中電側が10か所(2341万kW)とされる。