関西電力、住友電気工業、日産自動車の3社は1月11日、電気自動車(EV)の充電遠隔制御実験に本格的に着手開始したと発表した。3社が進めているバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業の一環で、関西電力の事業所や一般家庭にあるEV、PHV60台を対象に行う。実験では、新たに開発したEVスイッチを導入し、充電を遠隔制御する。EVスイッチとは、関西電力、住友電工が開発したEVなどの充電を必要に応じて遠隔制御する機器を指す。多様な車両に対応しており、今回は日産自動車製EVの制御用に使用する。また、関西電力のVPPサーバと住友電工のEVサーバが、日産自動車のテレマティクスサーバと連携し、EVの車両情報から充電したときの電力調整可能量を把握する。さらに、ユーザーにもスマートフォンアプリを用いてEV使用の参加・不参加を確認できるようにする。3社は、実証試験の結果から、EVの利用方法や制御データなどを分析し、エネルギーリソースとしてVPPを評価する。
2018/01/16 ニュース
関電など3社、EVスイッチでEVの充電を遠隔制御へ
2018/01/16
2018/01/16
2018/01/16
2018/01/16
2018/01/05