NTTドコモは12月20日、フジクラと燃料電池(定格電力1kW)をドコモのグリーン基地局に適用する共同実験契約を同日に締結したと発表した。フジクラが開発中の直接メタノール型燃料電池を、同社が高知県南国市で運用しているグリーン基地局に設置して実証試験を行う。試験は同日から2018年9月30日まで行い、災害発生を想定した長時間の運用や、ソーラーパネル電力と燃料電池の連携運転試験などを実施する。同時に、災害発生時の長期停電発生を想定し、電池単体での運用特性を評価する。さらに、グリーン基地局のソーラーパネル、蓄電池と連携運転させたときの長期間運用特性を検証し、燃料電池の耐災害特性の有効性や信頼性の実証も行う。この電池は、メタノールと空気中の酸素を化学反応させて発電し、本体サイズが従来機種の約20分の1以下という小型のもの。可搬式で、基地局に適用する際の運用時間も、従来の3日間から4日間と1日延びている。グリーン基地局と新型電池を連携運転すれば、1週間以上基地局を運営できるようになるという。同社のグリーン基地局とは、災害時などで電力供給が滞った場合でも、ソーラーパネルからの電力で通信機能を確保し、運営する形態の基地局。
2017/12/22 ニュース
NTTドコモ、フジクラと燃料電池の基地置導入で共同試験
2017/12/20
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