2017/10/20 ニュース
神奈川県、分散型エネルギーシステム導入事業を決定

 神奈川県は10月19日、県の分散型エネルギーシステム導入事業で採択案件を決めたと発表した。同事業は、分散型電源を導入し、生産されるエネルギーを複数の建築物の間で共同利用する事業を支援するもの。今回は8月23日~9月21日の期間に公募し、東京ガスエンジニアリングソリューションズの事業提案を採択した。この提案はワタキューセイモア、東京ガスリースと共同で提案され、ワタキューセイモア相模原工場(相模原市)で実施する。東京ガスエンジニアリングソリューションズが新設するガスコージェネレーション設備を運転し、発生した電力・蒸気・温水を相模原工場のA棟、B棟に供給して、省エネルギー化を図る。電力・蒸気を生産プロセスに直接供給し、その過程で発生する排熱温水をボイラーの給水加温の熱源にする。このことで生産過程の省エネルギー化を図る。同時に、既存の太陽光発電設備に系統連携させ、太陽光発電設備を最優先設備として協調運転し、電力自給率を向上する。