2017/10/12 ニュース
伊藤忠エネクス、石炭火力の焼却灰を再利用
 伊藤忠エネクス(東京都港区)は10月10日、石炭火力発電所から排出される石炭灰のリサイクル事業に参入すると発表した。ニチユウ(同)、鹿野興産(山口県周南市)の2社と8月に合弁会社「カノウエフエイ」(山口県防府市、工場は周南市)を設立し、11月より営業活動に入る。新会社は、従来廃棄物として処理されていた石炭灰(飛灰)を回収・処理し、副資材を添加してリサイクルビーズに加工し外販する。リサイクルビーズは、アスファルト舗装工事の路盤材などに活用でき、同社グループの防府エネルギーサービス(防府市)から排出される石炭灰をリサイクルして加工する。今後は、他の発電所からも回収していく予定という。カノウエフエイの資本金は2000万円で、出資比率は同社が49%、ニチユウが31%、鹿野興産は20%となっている。