2017/10/06 ニュース
JFEE、豊橋市で複合バイオマスエネルギー化施設を竣工

 JFEエンジニアリングは10月4日、愛知県豊橋市で建設していた複合バイオマスエネルギー化施設を竣工したと発表した。新設備はPFI事業「豊橋市バイオマス資源利活用施設整備・運営事業」で使用するもので、▽下水汚泥濃縮設備、▽生ごみ受入・前処理設備、▽メタン発酵設備、▽バイオガス利活用設備(ガス発電設備)--などで構成される。同社が参加している特別目的会社「豊橋バイオウィル」(豊橋市)が10月1日から20年間、運営と維持管理を担当する。新設備は、従来は別々に処理されていた下水汚泥、し尿・浄化槽汚泥、生ごみを集約してメタン発酵処理し、生成したバイオガスを燃料に発電する。このほか、メタン発酵の過程で発生する残渣も炭化して燃料化し、完全エネルギー化を実現する。豊橋バイオウィルの出資企業は、▽同社(出資比率60%)、▽鹿島建設(29%)、▽鹿島環境エンジニアリング(10%)、▽オーテック(1%)--の4社。