2017/09/19 ニュース
MHPS、世界最長級の蒸気タービン用ブレードを実用化
 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は9月15日、長さ74インチ(1880mm)の蒸気タービン用最終段動翼(ブレード)の回転振動試験に成功したと発表した。同社はすべての開発プロセスを完了したとしており、これで蒸気タービンのラインアップを拡充し、より多様な顧客ニーズに対応するとしている。このブレードは、これまでに蒸気実負荷試験など各種の検証試験を終了し、今回、最後の確認試験項目である回転振動試験を完了した。試験では、ブレードが計画通りの振動特性を備え、安全に運転できると確認できた。同社では、このブレードを出力150万kW以上の大容量原子力発電所などに適用できると見込んでいる。