2017/09/06 ニュース
三菱重工グループ、都内でごみ焼却発電設備の基幹改良を受注

 三菱重工業は9月1日、グループ会社の三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC、横浜市)が有明清掃工場の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。東京二十三区清掃一部事務組合から受注したもので、同組合が基幹的設備改良工事を発注するのはこれが初めてという。受注金額は32億300万円(税抜価格)で、2020年2月の完工を目指す。有明清掃工場は、三菱重工業の設計施工で1995年12月に完成した。処理能力は400t/日、発電能力は5600kWだが、老朽化した部分が目立つようになっていた。今回の工事では、劣化した焼却施設の灰処理設備、集じん設備などで主要機器の更新と改善を施す。同時に省エネ化も図り、各種電動機に高効率モーターやインバータを採用する。これらの措置で、CO2排出量を年間3%以上削減する。