2017/09/06 ニュース
日本製紙、宮城県でバイオマス混焼発電設備の試運転を開始

 日本製紙は9月1日、宮城県石巻市で建設していたバイオマス混焼発電設備「石巻雲雀野発電所」の試運転を開始したと発表した。新設備の発電端出力は14万9000kWで、燃料は石炭と木質バイオマス(混焼比率は最大30%)を併用する。商業運転は2018年3月からを予定しており、今後は発電設備各所の試運転やテストを繰り返すとしている。燃料に使用する木質バイオマスは、宮城県内などた東北地方の未利用材を活用するほか、北米やアジア地域から木質ペレットを輸入して使用する。新設備は日本製紙(出資比率70%)と三菱商事パワー(30%)が出資して設立した発電事業会社、日本製紙石巻エネルギーセンター(石巻市)が運営する。