環境省は8月18日、「(仮称)鶴岡八森山風力発電事業」の環境影響評価準備書に対する中川雅治・環境大臣の意見を世耕弘成・経済産業大臣に提出した。この案件は、JRE鶴岡八森山が山形県鶴岡市に最大出力2万3800kW(3400kW級×7基)の風力発電設備を設置・運営する事業で、3月8日~4月7日の縦覧では、住民意見が33件寄せられていた。このことなどを踏まえ、大臣意見では「認定された事業内容が、(事業者側は)現実的な計画であるとしているが、準備書の総出力はその計画を大幅に上回っている」とまず指摘。その上で、▽実態に即した内容で評価書を作成し、調査・予測・評価とそれに基づく環境保全措置を適切に評価書に記載すること、▽事後調査や環境監視を適切に実施し、必要に応じて、追加的な環境保全措置を講ずること、▽当該地域は稀少な猛禽類が確認されており、バードストライクなどか発生した場合は稼働制限など追加的な環境保全措置を講ずること、▽風力発電設備のヤード設置高を見直すなどで切土量、盛土量を最小化し、可能な限り地形の改変を抑制すること--などの点を求めた。
2017/08/21 ニュース
環境省、鶴岡市の風力計画に大臣意見提出
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