三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は8月9日、業務・産業用に開発した固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)を組み合わせた加圧型複合発電システムを発売したと発表した。新システムは、900℃の高温で作動するセラミックス製SOFCとMGTの両方で発電する。SOFCは燃料に都市ガスをそのまま利用でき、MGTの圧縮機から空気を取り込んで利用する。SOFCの内部で都市ガスを改質して取り出す水素や一酸化炭素に、空気中の酸素を反応させて電力を発生させる。SOFCの燃料側出口と空気側出口の残空気や残燃料は燃焼器で燃焼させ、その燃焼ガスでMGTを駆動する。また、コージェネレーションシステムでは、さらに残りの熱を蒸気や温水として回収できる。同社は新システムを、環境負荷の低いコージェネレーションシステムとして、幅広い業界に売り込んでいく考え。
2017/08/14 ニュース
MHPS、MGT・SOFCの加圧型複合発電システムを発売
2017/08/09
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