東芝は8月1日、福島県浪江町に容量1万kW級の水素製造装置を備えた水素エネルギーシステムを構築すると発表した。システムの竣工後は、2020年度中に実証試験を行う。この案件は東北電力、岩谷産業との3社でシステム構成や仕様、技術・経済成立性などを検討してきたもの。実証試験を通じ、再生可能エネルギーの導入拡大を見据えて電力系統の需給バランスを調整する水素活用事業モデル、水素の販売事業モデルを確立する。新システムは、市場での需要を予測する水素需要予測システムと、電力系統の需給バランスを監視・制御する電力系統制御システムからの情報を活用する。これらの情報をもとに、水素エネルギー運用システムが各種設備を最適に運用し、再生可能エネルギーの利用拡大に結び付ける。この実証事業は、2016年9月に新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成を得て3社が進めてきた。
2017/08/02 ニュース
東芝など3社、浪江町に1万kWの大型水素システムを構築
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2017/07/31
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