2017/08/02 ニュース
廃プラ由来の水素をFCV向けに供給 昭和電工

 昭和電工は、同社川崎事業所(川崎市)で製造する廃プラスチック由来の低炭素水素を先月から巴商会(東京都大田区)の新砂水素ステーション(東京都江東区)に供給している。この水素は、燃料電池車(FCV)に供給して利用実証に使用される。このため、一度巴商会の水素ステーションに輸送し、同ステーションでFCVに充填する。同社は、環境省の「使用済プラスチック由来低炭素水素を活用した地域循環型水素地産地消モデル実証事業」の一環として、2015年7月から川崎市と協力し低炭素水素の実証を進めている。この実証事業で、同社は2020年3月までに、▽燃料電池とFCVに適した水素の精製、▽臨海部(殿町)にパイプラインで水素を供給、▽FCVと電池での利用実証--を行う。その一部として、今回の水素供給体制を構築した。