2017/07/28 ニュース
三井造船、食品残渣で発電する複合プラントを竣工

 三井造船は7月26日、アルフォ(東京都千代田区)から受注していた「城南島第2飼料化センター建設工事」を6月に完工したと発表した。完全子会社の三井造船環境エンジニアリング(千葉市美浜区)が建設していたもので、油温減圧乾燥方式の食品残渣飼料化設備に、バイオガス発電設備を組み合わせた。運び込まれる食品残渣は、油温減圧乾燥設備に投入する前に一定量の固液分離を行い、分離液をメタン発酵させる。発生したメタンガスを燃料に、ガスエンジンで発電する。処理能力は飼料化設備が140t/日(飼料製造量は約24t/日)、メタン発酵・発電設備が30t/日(発電予想量5400kwh/日)となっている。発電した電力は外販する。アルフォは、東京都が城南島で整備している環境関連設備の一大集積地、東京都スーパーエコタウンの第3次募集に応募し、計画が選定されたことでこのブラントを建設した。