日立造船と大阪産業技術研究所(ORIST、大阪府和泉市)は7月25日、業務・産業用固体酸化物形燃料電池発電装置(産業用SOFC)を、ORIST和泉センターに設置し実証実験を始めたと発表した。試験は6月23日~2018年3月末の期間に行う。設置した産業用SOFCは都市ガス13Aが燃料で、定格出力は約20kW、発電効率は50%以上(運転初期)のもの。両者は今後、4000時間以上の連続運転試験で安全性・信頼性の評価や、より高度化するために構成部材などの研究・試験・評価を実施する。同社は並行して、出力20~数百kWまでの同型装置を開発しており、食品スーパー、コンビニなどに売り込むため、今年度内の開発完了と市場投入を目指している。また、同装置の燃料多様性を生かし、バイオ燃料や水素の適用も視野に入れて事業化を進めていく。
2017/07/26 ニュース
日立造船・ORIST、産業用SOFCで4000時間超の実証試験に着手
2017/07/24
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