中国電力は6月29日、科学技術振興機構(JST)と同社の水島発電所2号機(岡山県倉敷市、出力15.6万kW)でアンモニア混焼試験を実施すると発表した。7月3日~9日までの6日間、主燃料の石炭と燃料費で約0.6%のアンモニアを混焼する。同発電所の既設アンモニア設備から、2号ボイラーのバーナーに仮設配管を敷設し、既設のバーナーを使用して試験を行う。両者は、事業用の発電所でアンモニアを燃焼させるのは国内初の事例だとしている。今回の試験で、CO2排出量を年間で約4000t-CO2削減できる見通し。混焼率を20%に引き上げれば、約13万4000t-CO2を削減できると見込まれている。これが出力50万kWの石炭火力発電設備では、0.6%の混焼率で1万3000t-CO2、20%では42万9000t-CO2を削減できると試算されている。この試験は、JSTが委託した内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「戦略的イノベーション創造プログラム」に関する委託研究課題「アンモニア直接燃焼」の一環。
2017/06/30 ニュース
中国電力、JSTと水島発電所で7月にアンモニア混焼試験
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