2017/06/05 ニュース
関西電力、熊本県で出力1MWのバイオマス発電事業に参加

 関西電力は5月31日、バンブーエナジー(熊本県南関町)が計画しているバイオマス熱電併給事業に出資参画すると発表した。この案件は、燃料に竹を使用する点が一つの特長となっている。新設する発電設備は出力約1000kW(温水・約2800kW、熱媒油・約2800kW)で、燃料に竹とバークを1日約77t使用する。着工は平成30年6月頃、設備の稼働は平成31年1月が予定されている。同事業は、バンブーエナジー、バンブーフロンティア、バンブーマテリアルの3社が行う「バンブーフロンティア事業」の一部とされる。この事業は、竹材の伐採・搬出で荒廃竹林を整備することから、竹を工業製品として利用するまでの上流~下流の工程を構築することを狙う。燃料の竹は、建築資材の製造に適さない竹や残竹をチップ材にして利用する。バンブーエナジーがチップ化した竹を燃料に発電し、バンブーフロンティア、バンブーマテリアルに熱と電力を供給する。