2017/05/17 ニュース
青森県の発電設備で発電効率低下、売り上げ減に タケエイ

 産廃処理大手のタケエイが5月15日に発表した平成29年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高279億7300万円(前期比2.1%減)、営業利益24億円(9.8%増)、経常利益22億7500万円(7%増)、当期利益12億4500万円(3.5%減)の最終減益となった。主要3事業中、同期の再生可能エネルギー事業は、バイオマス発電事業の子会社、津軽バイオマスエナジーの売上高が14億5000万円、セグメント利益は6000万円となった。冬季の稼働期間に低含水率の木質チップが不足し、発電効率が低下して見込んだ収益を確保できなかったという。一方、今年2月に稼働した花巻バイオマスエナジーの発電設備は順調に稼働中としている。今期は全社で売上高310億円(10.8%増)、営業利益27億円(12.5%増)、経常利益25億5000万円(12.1%増)、当期利益15億2000万円(22.1%増)と増収増益を見込む。