2017/01/18 ニュース
24日に北海道で水素サプライチェーンの実証設備が開所
 環境省は1月17日、24日に北海道鹿追町で、「しかおい水素ファーム」の開所式が開催されると発表した。しかおい水素ファームは、同省の委託事業で整備された水素の製造から利用まで一貫して行う水素サプライチェーンの実証設備。開所式は、▽エア・ウォ-ター、▽鹿島建設、▽日鉄住金パイプライン&エンジニアリング、▽日本エアープロダクツの主催で行われる。
 
 同設備は、酪農家が飼育する家畜のふん尿由来のバイオガスを原料に水素を製造する。製造した水素は燃料電池自動車やFCフォ-クリフト、定置型燃料電池で使用する。燃料電池のエネルギーは、チョウザメの飼育施設などで利用される。同省の平成27年度採択事業「家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業」で整備が進められていたもので、同省は家畜ふん尿由来の水素利用を一貫して実証する施設は日本初だとしている。