東芝が8月12日に発表した平成29年3月期第1四半期連結決算によると、同期の売上高は1兆2074億1200万円(前年同期比1.9%減)、営業利益200億6200万円(前年同期は65億4500万円の営業損失)、経常利益71億8200万円(124億600万円の経常損失)、当期利益798億300万円(122億7100万円)と、前年同期比で赤字回復となった。
当期利益の大幅な増益は、家電事業の売却益839億円を含む非継続事業からの利益を計上したためとしている。主要6セグメント中、エネルギーシステムソリューションの売上高は3495億円(496億円増)、営業損失18億円(56億円の改善)となった。同期は送変電・配電システムが太陽光発電設備向けを中心に減収となったが、原子力発電設備関連の大幅な増収でカバーした。また火力、水力発電設備関連も好調で、セグメント全体では増収・増益を確保した。通期は全社で売上高5兆1000億円(10%減)、営業利益1200億円、経常利益850億円、当期利益1000億円を見込む。