日新電機がこのほど発表した平成28年3月期決算によると、同期の売上高は1136億1800万円(前年同期比6.1%増)、営業利益124億2400万円(39.1%増)、経常利益121億4000万円(31.9%増)、当期利益85億2500万円(68.6%増)の増収増益となった。
同期は、産業用の太陽光発電用パワーコンディショナー(パワコン)需要が電力買い取り価格の低下などで減少した。しかし電力会社の一部に更新投資の回復傾向が見られたこと、一般民需市場が更新需要などを中心に好調だったことなどから増収増益を確保できた。パワコンなどの新エネルギー・環境事業は今期も減収・減益の見通しだが、売上高1300億円(14.4%増)、営業利益150億円(20.7%増)、経常利益150億円(23.6%増)、当期利益100億円(17.3%増)を見込んでいる。