東北電力は12月16日、経済産業大臣から「固定価格買取制度に基づく風力発電設備の指定電気事業者」に指定されたと発表した。風力発電の同社系統への連系に関するもので、今回の指定を受け、同社は出力20kW未満の小型風力発電も出力制御の対象に含める。従来は改正FIT省令に基づいて特例扱いにしていたが、同日から系統連系を同社に系統連係の申し込む場合は、20kW以上の設備と同じ扱いとなる。
同社系統への風力発電の接続申し込み量(接続済みを含む)は約180万kW程度(10月末時点)となっている。現状で同社の接続可能量とされる251万kWには達しておらず、来年度までに接続可能量(30日等出力制御枠)を超過する可能性があるため、今回同指定を受けた。このため、接続申し込み量が251万kWを超えると、接続を希望する発電事業者は、年間720時間を超えた無補償での出力制御に同意して申し込むことが必要となる。