2015/12/14 ニュース
日立マクセル、ウェアラブル端末など向けに小型電池を大容量化

 日立マクセルは12月10日、リチウムイオン電池の高容量化技術「アルシオン」を開発したと発表した。新技術は、スマートフォン向けリチウムイオン電池で培った、SiO-Cのシリコン電極材料の高容量化技術を発展させたもの。同社は、負極中のSiO-C含有率を大幅に増やしてエネルギー密度を高め、高電圧から低電圧までの幅広い領域での充電を可能とする電極技術を導入した。同社は今後、新技術を用いる小型高容量のリチウムイオン電池を、ウェアラブル機器などの小型機器に提案していく方針。