商工中金は8月17日、四日市支店がエバ工業（三重県員弁郡）に風力発電部品の増産に必要な資金5000万円を融資したと発表した。グローバルニッチトップ支援貸付制度の三重県での第1号案件だという。エバ工業は、ベトナムの現地法人で風力発電設備用の部品を製造しており、米ゼネラル・エレクトリックなどを顧客に抱えている。

 

 今回の融資は、同社ベトナム法人での部品増産と受注活動の拡大のためで、商工中金が同社の事業展開を高く評価したため実施された。グローバルニッチトップ支援貸付制度は、日本の産業競争力を強化するため、特定分野に優れる中小企業に海外進出時の長期資金を供給する、国の産業投資貸付を利用した商工中金の融資制度。