中部ガスは8月4日、浜松市と共同申請した経済産業省の「地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業 (構想普及支援事業)」が採択されたと発表した。同事業は、浜松市が造成している第三都田地区工業団地に太陽光発電設備や風力発電設備、天然ガスコージェネレーションを組み合わせて導入。地産地消型の再生可能エネルギー(再エネ)を面的に利用できる可能性を調べるもの。
両者は平成28年2月をめどに、新工業団地で熱と電気のネットワーク化、エネルギーマネジメントのIT化などで地域単位でのエネルギーシステム最適化の調査結果を取りまとめる。浜松市は日照時間や風況など再エネの導入条件が整っており、浜松市スマートシティ推進協議会なども協力する形で連携体の構築や具体的な提案を実施する。他組織との連携では、近隣の都田テクノポリス地域や、施設園芸など農業分野ともその可能性を調査する。