川崎重工業は6月25日、石川県小松市から「小松市新ごみ処理施設整備事業及び運営事業」を受注したと発表した。同事業は、市内の大野町に処理能力110t/日(55t/日×2炉)のストーカ式焼却炉と出力1990kWの蒸気タービン発電機を建設するもので、平成30年6月30日の竣工を目指す。同社と市は79億9200万円(税込価格)で契約した。蒸気タービン発電機は高温高圧ボイラーと抽気復水式蒸気タービンで構成され、施設内の消費電力を賄い、余剰電力は売電する。また、焼却炉にはバグフィルターや排ガス再循環システムなどの排ガス処理設備を設置して、環境負荷を低減する。
竣工後は、同社とシンキが共同で設立した特別目的会社「グリーンパーク小松」が運営にあたる。運営業務の委託期間は平成30年7月1日~平成50年6月30日の20年間で、契約金額は80億2440万円(同)としている。