東芝は6月23日、グループ会社のランディス・ギア(L+G)が、フィンランドの発電大手ヘレン向けに周波数調整用の大型蓄電池システムを受注したと発表した。受注したシステムは定格容量1.2MW~0.6MWhで、ヘルシンキ市のカラサタマ地区に設置され、来春運転を開始する予定。
L+Gが設置・納入するシステムは、系統連系用変圧器、蓄電池用パワーコンディショナー、蓄電池モジュール(同社のSCiB)などで構成される。今回の受注は、同社グループのシステムが長寿命、高い安全性、低温下でも動作することなどが評価され、受注に結び付いた。同社グループは、ヨーロッパではイタリアの送電会社テルナの関連会社テルナ・ストレージ向け、英シェフィールド大学向けなどの納入実績がある。