岩谷産業は4月13日、東京都港区で「イワタニ水素ステーション 芝公園」の開所式を行った。敷地面積は1097㎡で、水素供給能力は340N立法m/時と1時間当たり6台の満充填が可能となっている。開所式には安倍晋三・内閣総理大臣も出席し、「世界にも類のないスピードと規模で水素エネルギーのインフラ整備が動き出している。間違いなく、日本は水素エネルギー革命のフロントランナーとなったと言っても良いと思う」とあいさつし開所を祝った。
ステーションは液化水素貯槽、独リンデ社製水素圧縮機、蓄圧設備などを備えるほか、トヨタ自動車の燃料電池自動車「MIRAI」を展示する「TOYOTA MIRAI ショールーム」を併設している。また、東芝製の純水素型燃料電池(発電効率50%超、総合効率95%、耐久性8万時間)を設置、発電・給湯の実証も行う。実証実験で得られる熱湯はTOYOTA MIRAI ショールームで活用される。