2015/04/08 ニュース
 JR東日本、新会社設立で100MWの風力電源開発
 東日本旅客鉄道(JR東日本)は4月7日、風力発電事業の新会社「JR東日本エネルギー開発」を今月に設立すると発表した。資本金は1億5000万円で、風力発電事業の企画・開発・運営を行う。同社が80%を出資して設立し、地元企業が出資・参加出来る事業スキームで、地域に根ざした風力発電事業を立ち上げる。新会社は、秋田県など北東北を中心に、平成32年までに約100MWの風力発電設備を開発・稼働するとしている。
 
 その皮切りとして、羽越本線の道川・下浜間に出力約2MW、年間発電量約5800MWhの風力発電設備を新設する。同社の鉄道林用地に直径約90m、タワー高さ約80mの大出力風車を1基今秋に着工し、来秋の稼働を目指す。この案件は同社初の風力発電事業で、設計・施工から当面の維持管理までを同社が行う。