2015/04/06 ニュース
環境省、温泉でのヒートポンプ設備設置などに補助金

 環境省は4月2日、今年度の「地熱・地中熱等の利用による低炭素社会推進事業」の対象案件の募集を始めた。地熱・地中熱を利用する事業の初期コストを補助金で低減し、地熱・地中熱利用事業の普及を促すことが狙いで、温泉水を熱源に利用するヒートポンプやボイラーの設置などを補助する。対象となるのは▽地熱・地中熱等利用事業の事業化計画策定、▽バイナリー発電など温泉発電設備の設置、▽温泉水が熱源のヒートポンプ設備を整備する事業、▽温泉で発生する可燃性天然ガスが熱源のボイラーなどを整備する事業、▽同じくコージェネレーション 設備を整備する事業、▽地中熱ヒートポンプシステムの動作状況などをモニタリングする機器の設置事業、▽地域面的地中熱利用推進事業、となっている。実施計画書などは同省で審査し、全国の先進的なモデルとなる事業であることなどを勘案して補助事業を決定する。