2015/03/20 ニュース
再エネ賦課金、来年度は今年度から倍増の月額474円
 経済産業省は3月19日、平成27年度の再生可能エネルギー発電の電力買い取り費用として電力料金に加算される賦課金単価を決定した。新賦課金額は、1kWh当たり1.58円(標準家庭1か月の電力使用量を300kWhと試算した場合)で、月額は474円と今年度の225円から倍増となる。適用期間は平成27年5月検針分~平成28年4月検針分。
 
 賦課金額は、調達価格等算定委員会の「平成27年度調達価格及び調達期間に関する意見」や来年度の新規参入者向け買い取り価格を受けて決定した。新規参入者向け買い取り価格は以下の通り。
 ▽事業用太陽光発電=4/1~6/30の期間は29円/kWh、7/1以降は27円/kWh(今年度から3~5円低下)、▽住宅用太陽光発電=出力制御対応機器の設置義務がない場合は33円/kWh、ある場合は35円/kW(2~4円低下)、▽未利用木質バイオマス=出力2000kW以上は32円/kWh(据え置き)、2000kW未満は40円/kWh(8円上昇)