三菱重工業は3月18日、出力450kWのガスエンジンコージェネレーションシステムの新製品を開発したと発表した。東邦ガスと共同開発したもので、両社は4月1日に発売し病院や商業施設、オフィスビル、生産拠点向けに売り込む方針。380kWのシステムを改良し、燃焼の最適化や高効率部品の採用などで高出力化・高効率化を図った。
新機種は回収熱を全て温水に利用する『SGP M450-W』、回収した熱を温水と蒸気に利用する『SGP M450-S』がある。混合気を冷却し空気密度を高めるインタークーラーを、従来品の1段から2段に増やすなどで、SGP M450-Wの総合効率は81.5%を実現した。さらに、脱硝設備が不要で、投資回収年数も短期化できるという。本体も省スペース化が図られ、従来品に比べて設置スペースが約20%削減されている。