2015/03/18 ニュース
自治体主導の風力発電モデル地域を4地域選出 環境省
 環境省は3月17日、「風力発電等に係る地域主導型の戦略的適地抽出手法の構築事業」のモデル地域を4地域選定したと発表した。同事業は、自治体が主導し風力発電事業を行う事業計画の推進と、環境配慮の両面から適地を抽出する手法の構築を目指すもの。今回は、この事業の一環として、実際に風力発電の適地を抽出するモデル地域を2月3日~3月3日に全国から公募し、6地域から応募があった。この6地域を同省の審査委員会で審査し、4地域をモデル地域に選定した。
 
 この4地域は来年度予算成立後、環境省との委託契約を経て適地抽出のモデル事業に着手する。選定された地域と風力発電設備の出力規模は以下の通り。
 ▽岩手県・洋野町(着床式洋上風力・洋野町沖合海域で実施、出力20万kW(5000kW型機×40基))、▽福岡県北九州市(同・北九州市若松区響灘沖で実施、20万kW(5000kW型機×40基)、50万kW(5000kW型機×100基))、▽長崎県五島市(戸田建設が共同申請、浮体式洋上風力・五島市崎山沖・黄島沖で実施、2万2000kW(2000kW型機×11基)、50万kW(5000kW型機×100基)、▽鳥取県(SBエナジーが共同申請、陸上風力・北栄町で実施、3万kW(3000kW型機×10基))