2015/02/16 ニュース
新日鉄住金エンジ、フィリピンで廃棄物発電の可能性を検討
 新日鉄住金エンジニアリング 環境ソリューション事業部は2月16日、フィリピン・ミンダナオ島ダバオ市で廃棄物発電事業の可能性を検討すると発表した。このほど、国際協力機構が支援する「フィリピン/ダバオ市廃棄物利用発電技術普及促進事業」に同社や北九州市などの共同提案が採択されたもの。
 
 この案件では、最終的にごみの減量化とごみのエネルギー利用を両立する廃棄物発電事業で、日々増大する廃棄物の発生量と処分場の負荷を削減するため実施する。同事業はこの前段階の調査事業で、▽廃棄物発電事業を成立させるための検討、▽日本にダバオ市関係者を受け入れ、廃棄物発電事業とごみ処理技術の理解を促進する、ことなどを目標とする。事業期間は2月~平成28年1月の1年間で、この期間に現地での詳細調査とダバオ市の関係者を招いての研修事業などを実施する。