宇部興産は1月16日、米国の合弁会社アドバンスド・エレクトロライト・テクノロジーズ(AET、ミシガン州)を子会社化したと発表した。出資持分を現行の50%から70%に引き上げ、3月末には80.5%にさらに引き上げる予定。
AETは、平成23年12月に同社とザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの折半出資で設立された。米国と中国に電解液製造販売の子会社を保有しており、国内むけは同社が単独で展開して住み分けている。今回の子会社化は、AETと同社の電池材料事業を一体運営化し、事業を更に拡大するため実施された。今後は車載用リチウムイオン二次電池向けを中心に、研究開発・生産・販売等でのシナジー効果を発揮し、拡販やコストダウンを推進する。