2014/12/17 ニュース
関電、大河内水力発電所が一時起動できず

 関西電力は12月15日、水力発電設備の大河内発電所4号機(兵庫県神河町、定格出力32万kW)の運転を一時中断した。発電機の回転側コイルに電流を送り磁束を発生させる励磁装置のパーツから漏水が認められたためで、現在は運転を再開している。4号機は15日午後3時頃、巡回点検中の同社社員が励磁装置の冷却水配管からの漏水を発見したため、起動できなくなった。同社が点検すると、励磁装置内の72個のサイリスタ装置で、1個の冷却水配管から漏水していることを確認した。同社は部品を交換し、15日午後8時39分に設備を復旧させた。