エナリスが12月12日に公表した平成26年12月期第3四半期連結決算によると、同期の売上高は204億5700万円(前年同期比264.6%増)、営業損失2億2800万円(前年同期は2億4300万円の営業利益)、経常損失3億500万円(1億9700万円の経常利益)、当期損失22億4500万円(5500万円の当期利益)の赤字決算となった。
赤字の原因は、クラウド利用型の電力マネジメントシステム「FALCONSYSTEM」の販売減や、業容拡大で人件費が増大したため。また、本社オフィスの移転費用など販売管理費やのれんの償却費、研究開発費がそれぞれ増大し、利益を圧迫した。通期では売上高349億円(303.3%増)、営業利益1000万円(98.1%減)、経常利益は計上せず、当期損失は21億5000万円をそれぞれ見通している。