JFEエンジニアリングは11月6日、ドイツのプラントエンジニアリング大手、スタンダードケッセル・バウムガルテグループ(SBグループ)の全株式を取得する契約に調印したと発表した。実質的な親会社の持株会社、スタンダードケッセル・パワーシステムズHDから買収するもので、今後許認可手続きを経て株式取得を完了する。
SBグループは、バイオマス発電設備や廃熱回収発電設備などを設計・施工するスタンダードケッセル、廃棄物発電設備の設計・施工を行うバウムガルテなどで構成される。今回の株式取得は、廃棄物発電分野などでの提案力・営業力などを引き上げる狙いで行われると見られる。同社は欧州・中東地域で、現在自社のシャフト型ガス化溶融炉を用いた廃棄物処理への関心が高まっていると見ており、株式取得で設計・建設を一括受注できる体制が整うとしている。