2014/06/23 ニュース
SOFC用円筒セルスタックの量産体制構築で合意 三菱日立パワーシステムズ
 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)と日本特殊陶業(NTK)は6月20日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)のキーパーツである円筒セルスタックの量産での業務提携で合意した。平成30年4月までに、年産数十万本規模の円筒セルスタック量産ライン構築を目指す。
 
 今回の提携では、MHPSの円筒セルスタックの開発・設計・製造技術と、NTKのセラミックスの量産技術を融合させ、生産性の高い生産ラインを構築する。まず、少量の生産体制構築からスタートし、これをベースに量産体制のための生産技術を共同で確立。量産化と低コスト化を目標にする。円筒セルスタックを使用するSOFCは、約900℃で作動するセラミック製のもの。都市ガスを改質して抽出する水素と一酸化炭素、酸素を反応させ発電する。