2014/06/18 ニュース
東芝、パラグアイで水力発電設備の大型案件を受注
 東芝は6月17日、三井物産プラントシステムと共同で、パラグアイ国営電力公社からイグアス水力発電所(出力20万8000kW)向けの発電設備を受注したと発表した。受注金額は約80億円で、同社の水力発電分野では、パラグアイでの初受注案件となる。
 
 受注したのは、単機出力10万3000kWの水車と水車発電機2組。同社の役務範囲は機器の設計製作と据え付けで、設備は平成28年6月から順次出荷し、据え付けと試運転も行う。同発電所は平成30年から営業運転を始める予定。主要機器のカプラン水車ランナは直径8mもある大型のもので、世界でも最大級という。同発電所の建設資金には、日本から円借款が貸しつけられ充当される。